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拍手もメールもいただいてます…!ありがとうございます!このだらだら長引く感想に対する拍手かどうかはわからないわけですが、勝手に勘違いして栄養にしてがんばって書ききろうとおもいます…!!お返事はまた後日ゆっくり…!
っていうか今日まだ火曜深夜なの…?もう木曜くらいかとおもってた
てか移設前の過去記事みてたら、タグがバグって(?)文字色と文字サイズがヘンになってた…なにイヤガラセ…?わたしがそんなにきらいなのかジオOグ!…ひっこしてよかった。(ものごとはいいように捉えましょう)
ではつづきを読んでくださる方はどうぞ…
■デューイ考
結局さ、わたしはデューイがなに考えてたのか今ひとつわかんないんだよね。考えても考えても、見直しても見倒してもいろいろわかんないのは、こやつのせいかと…!あのキャラはどこまで行っても自分にとってお笑いポジション思考回路が違いすぎるのかしら…というわけで、あの人についてちょっと考えてみようと思います。
デューイのこども時代を振り返ると、孤独を感じることが多かっただろうということは想像に難くありません。
このことから、ホランドに対しては「こいつさえいなければ」という感情も持っていただろうと思うのですが、それでも王家の特権を剥奪され住処を失ったとき、自分の背中を頼りにしてついてくる小さな存在は愛しかっただろうし、守ろうと思っただろうし、たった一人残された紛れもないデューイの家族だったのだと思うのです。それに、ただホランドに嫉妬していたのであれば、殺すのは父ではなくホランドでもよかったのです。
とってもとっても愛されたくて仕方なかった人だと思うのですが、それ以上に、運命をその手で引き寄せたいと強く願っていたんじゃないかと思うのです。うーん、こども時代のデューイについてはまだわたしの想像は追いつくな…。ほんとにあほな友達さえいればさ…!(→ 参照)
アニメではあまり住処を追われてから軍に入るまでのことは描写されていませんが、おそらくデューイは成長に伴って少しずつ自分の背丈に追いついてくるホランドに再び焦りを感じたのだと思います。あー、ここもちょっと共感できるかな…自分も下のきょうだいがいるので。
その地点を十四歳だと仮定するとゾクゾクする…!そして十五年後ホランドもデューイに共感するんだ…ってね!!かっとばっくどろっぷたーん!!!
リフライディングのテクニックに始まり、月光号の強奪、極めつけは恋人だとわたしは勝手に思っているのですが、そしてデューイはちょっとトラウマで女性にコンプレックス持ってたりするといい(いいって何が)だからアゲハ隊は少年だし、三賢人のなかでも女性であるあの人(名前忘れた)をいいように利用したとかもえませんか
一方でホランドの方は結構無邪気だったんじゃないかと。なんていうのか、結構素直にデューイの背中を追いかけて、リフのテクなど客観的にはデューイのことを追い抜いていても、ホランド本人の中ではそういうふうには捉えていなかったんじゃないのかな。お互いにコンプレックスの感じあいみたいな(笑)。実はダイアンのことが忘れられないのも、デューイに対するコンプレックスからタルホに対して微妙に自信が持てないとかだったら萌える
この辺は他媒体参照なのかなーデューイとタルホの関係も、知りたくないけど知りたい。はやくせいかつあんていしたいそしておとながいのやぼう
こうして考えると一つの家庭でありながら、王家というものを背負わされた運命が悲劇的 そしてその一番の犠牲者は、その王家の血筋にこだわったデューイその人なんじゃないかという見方もできるかなとか。
ほいで最終回(49話)ですが。司令クラスターが破壊されてもすぐにはクダンの限界が起こらないと読んでいたデューイは、その隙に代理司令クラスターを作り上げる計画だった。その引き金は自らの死。そうした理由は、
①こだわっていた王になる。でもそれは、「贄の王」。
②完璧でない自分なんて要らない。
③実はホランドに殺して欲しかった。
のどれか、もしくは全部だと思うんだけど…どうかな…。
①については、話の動脈にそって素直に解釈すれば、王になりたかったというのは一番わかりやすい解釈かなと。
王になることが自分には不可能だと悟ったデューイが、それでも王になるにはもう生贄の王になるしかなくって、自分の命を差し出すことでしか、たった一つ自分が信じてきた、そのためだけに生きてきたこと、逆説的でも、自分の生きる意味を成立させることができなかったのだと。そうでなくとも星の運命を自分の命が握っているってだけでももう気分は王様ですよね、きっと。「泣け、わめけ」とな。
ただ、やっぱりアゲハ少年に新しい世界を示唆したこととちょっと話が通らなくなるんですけど。なので、「世界と、この星と合一した」「わたしの生命はすなわち、この星そのものなのだ」というのはもしかして、自分の存在が王であるための、もしくは③で述べることのためのハッタリだったのではないかという考えもわたしのなかにあるんですよね…それとも、単純に「この星と共に逝く」ことと、この星が自分の物語の結末の後も生き続けることを信じることの間を、ゆらゆら迷っていたのか…とかさ…どうなんだろ。
② ①をデューイの生い立ちや心情に沿って丁寧に解釈していくと、②に行き着いてみました。44話(イッツ・オール・イン・ザ・マインド)だったか、デューイが主催したパーティーはニセモノで埋め尽くされていて、初見ではアネモネに対するプレッシャーかなんかかと思ってましたが、今思い返すとあれは、一つも完璧でない自分に対する自虐的なギャグセレモニーだったのだと思います。
もう八方塞だったのだと思うのよ、彼にとってなにもかも。それはほんとに、レントンのハリセンとかちょっとしたことで変えられることでもあったともうわけ。その意味でも、彼は不幸だったと…。
③ で、なんでわざわざデューイを通して「家族」というひとつのキィワードを考えてみようかと思ったかというと、③の仮説を展開してみたくて…。デューイは、実はホランドに殺して欲しかったのではないかと、ふと思ったんだ。
月光号はテンシャン山脈にぽっかり空いたギアガの大穴(ごめんふと出てきてしまったんだ…DQだっけ…)に降りて行ったとき、「はめられた」んですよね。最終的にはデューイは自分で引き金を引きましたが、本当はホランドを呼んだのではないかって思ったのです…。
孤独だった。最後に、「家族」でいたかった。自分を殺せるのは、たった一人残された自分の「家族」であるホランドだけだと、おもっていた。そして、ホランドは「兄さんを止められるのは俺だけなんだ」とおもっていた。「寂しがり」だと言ったのは、何一つ強がってなんかいない彼の本音だった。
歯車がもう少しうまく噛み合っていたら、きっと、デューイだって幸せになれたのかもしれない。とかね。おもったわけなのよ。
だけどもコンプレックスの対象であるタルホがむちゃくちゃな勢いで突っ込んできちゃったので、実は内心めちゃめちゃ焦ってたとか想像して笑うわたしは鬼ですか。
もーほんとに勝手に星の尊厳背負っちゃったり、自虐ギャグ(違うから)に酔っちゃったり、世界中巻き込んで愛してほしいって言ったり、つくづく迷惑なお笑いキャラだ(ばくしょう)。…すみません…どうしても、どうしても笑けちゃうんです…デューイ…わたしのなかで不動のお笑いポジションを築いてしまっている…な、何故だ…!?
そしてデューイのことを考えすぎたせいでやっぱりクダンの限界がなんなのかとその引き金となる出来事はなんだったのかがわからない。ええええええええがんばったのになんでぇぇぇぇーーー?
ま、…まだつづく